これも、井辻朱美さんのエッセイで、うんうんと頷いたこと。心の仕組みって繊細だわ。。

「ウソだろー!えーっ」と思った、なんて、よくミスコン1位の人や、文芸コンクールで入賞した人や、街で女優にスカウトされて人なんかが言っているが、あれは「ウソ」です。
昔は、私もまじめにそれを信じていて、「すごいなー、嬉しかったろうなー」と思ったりしたが、あれはウソだということがだんだんわかってきた。
もちろん「ウソー」と叫ぶ気持ちはウソではないが、あれは「まさか、やっぱりぃ?」の意味なのだ。
その心の奥底に潜んでいるのは、実は「やっぱり!」以外のなにものでもない。
つまり、心のどこかでそう思っているんだということ。
「人間、やりたい、と思うものがやれるんじゃなくて、できる、と思うことができるんだなぁ」
例えば、「すごくなりたい!」と力んでいるものは、おうおうにして本人が過剰に神聖化していたり、「すばらしすぎて、自分には無理かも」と思っているから、結局「すばらしすぎて無理」になってしまう。
世の中には、完全にその仕事をなめきっているために、その仕事につけた(その仕事ができた)、見受けられるフシのある人が多い。
このエッセイ共感するなぁ。
できることは、最初からできる予感がするし、また、どーでもいいと思っていることのほうが実現しやすい。
例えば、大好きなアイドルや憧れの人を前にすると緊張して話しかけられないとか、とびきりの美人には気おくれする男性とか、相手を必要以上に神聖化してしまうことで、対等に対応できないことも同様の心のからくりかもしれない。
表現は良くないが、何事に対しても「なめてかかる」ことって、願望実現には結構大事なことだと思う。(もちろん、事前の準備をしっかりしてから)
やりたい、達成したい、ではなく、最初からできると思ってやれば、案外できるもの。
試験でも、面接でも、プレゼンでも、誰に対してでも。同じ人間だし。
そうすれば、ストレスなく幸せになれるかも。
これも、ウェルビーイング!
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