実家の荷物を時々片づけに行く。
私の母は何でも溜め込む人だった。きちんと整理整頓はしていたが、人から頂いたタオルから業者のノベルティまでありとあらゆる物がある。収納スペースには入るだけ詰め込んである。
そんな片づけをしてる中で気づいたことは、特に「良いもの」(洋服やジュエリー、財布などなど)こそ使わないで、タンスにしまってあることだ。しかも、使った形跡もない。
つまり、母は「いつか身に着ける時もあるので、その時までは大切にしまっておこう。」という考え方で生きてきたのだと思う。

一軍の物は使わないで、二軍の物から普段使いしよう、と思っていたのだろう。
その結果、亡くなる最後まで一軍のものを身に着けることは無かったのかも知れない。
そういう価値観の人であればそれで良いかも知れないが、限られた人生、一軍のものを身に着けて、それを普段使いすればもっと豊かで楽しい毎日を過ごせると思う。
物が多いからこそ、そういう発想になるのかもしれない。
限られたお気に入りの物だけを使って毎日を過ごそう。きっと豊かな気持ちになるだろう。
これも、ウェルビーイング!
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