高野山のお寺で阿字観瞑想をやった時のこと。
阿字観(あじかん)は、平安時代から日本仏教に受け継がれてきた瞑想手法です。
すべての始まり、宇宙の万物の創生を意味し、根本大日如来の象徴でもある「阿(あ)」を観じ、心を調えます。晴れやかに創造的に力強く生きる事を目指していく究極の瞑想法が「阿字観」です。
要するに坐禅なのだが、わずか20分じっと座ってるだけでも、雑念や妄想が頭の中を行き来し、じっとしていることが苦痛になる。
ただ座り、心の中で数字の一から十まで数えることを繰り返す。雑念はやってきては去っていくに任せる。
普段の日常で20分なんであっと言う間。スマホいじったり、テレビを見たり。
でも、何もしない20分がこんなに濃密で豊かだと改めて気づいた。

なので、もう一度座る習慣をつけようと思った。何かを得るために座るのではなく、ただ座るだけ。
一度、鎌倉の建長寺の早朝座禅会に参加したことがあるけど、また行こうかなと思う。
そのために、破れてきた座蒲(ざぶ)を新しいのに買い替えた。これは永平寺近くの仏具屋さんで扱っており、永平寺の雲水が使っているものらしい。
心を整える前に、まずは座蒲から整えて、、
これも、ウェルビーイング!
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