普段は息巻いてるくせに、ちょっと体調が悪くなると、妙に凹む。
威勢のいいこと言ってるくせに、ちょっと体調を崩すと、ひどく心配になる。

なぜだろう?と考えてみると、母の影響なのではないかと思われる。私の母は昔から健康には人一倍気を遣っており、私が子どもの頃に風邪をひくと「なんで、あんたは風邪ひくの!」と叱責された経験が何度かある。
私は子ども心に「風邪をひいては駄目なんだ」「健康であるべきなんだ」ということを無意識に思っていたのかもしれない、と60歳近くになって気づいたような気がする。ずっと心の奥底に、体調を崩すことは健康管理ができてないことだし、体調を崩すことは悪いことなんだ、という心理が奥底に沈殿していたのかも知れない。
だから、私も母と同様に、人に対して知らず知らずに同じ思いを持ってたような気がする。
母は実際どう思ってたか分からないが、私の心の底にはこうした母の呪縛があったような気がする。
このことを、こうして書くことで少しは呪縛から逃れることができるかも知れない。
人は体調を崩すこともある、病気になることもある、それでもいいじゃないか。体調崩したくらいで凹むなよ、と。
そんな、母も5年前に癌で亡くなったが、これも自分は健康と過信していたために、結局がんの初期発見が遅れたことが原因だった。
自分は特別ではない。誰しも病気になったり体調を崩すこともある。
自分に対しても、人に対しても、そういう当たり前のことを許してあげて、優しく接しよう。
これも、ウェルビーイング!
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