親ガチャ

親ガチャという言葉がある。

どんな親のもとに生まれるかは、自分で決められないし、親を選ぶことはできないので、簡単に言えばいい親に育てられれば幸せだし、そうでない親に育てられたら不幸みたいな考え方だと思う。

本当にそう言い切れるのか。

親が自分の人生に大きな影響を及ぼすことは間違いない。支配的な親、経済的に裕福な親、経済的に厳しい親、心配性な親、暴力的な親、過保護な親、、、、数えたらきりがない。

人の幸福は遺伝的な要素が4~5割あることが、研究で分かっている。だから親の気質が自分に遺伝することは事実。しかし、残りの4割は自分の意図的な行動、1割は置かれた環境によるとのこと。

遺伝学が私たちの幸福において重要な役割を果たしたとしても、それは『私たちが誰であるか』を決定するものではありません。重要なのは、私たちがどこに住むのか、誰と一緒に暮らすのか、そして人生をどのように生きるのかといった、私たちと次の世代の幸福に影響を与える選択なのです」と、、アイルランド王立外科医学院でポジティブ心理学の上級講師を務めるJolanta Burke博士は述べている。

親から受ける影響は多大だ。でも、全てを親のせいにするのは誤った考え方だし、自分の意思で切り開くことはできる。

こうした科学的な研究成果を知ることで、希望が湧いてくるのではないか。

せっかく幸福な親のもとに生まれても、その後の自分が選択する人生が不幸であれば、せっかくもらった5割の遺伝的な幸福を無にしてしまい、その自分の遺伝子が子供に受け継がれてしまう。

一方、仮に不幸な遺伝子を受け継いだとしても、自分の意思で人生を幸せなものにすることができたら、自分の子供に幸せな遺伝子を残すことができる。

結局、自分の幸不幸は自分次第ということ。

今日は、父の85歳の誕生日。改めて親に感謝。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

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