精神科医の泉谷閑示さんが興味あることを語っている。
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(引用)
一日を締めくくる眠りを、いわば「毎日の死」として捉えてみると、今日一日を「良く生きて」いなければ、「良く死ねない」。つまり、「死ぬに死ねない」がゆえに不眠になってしまうのです。
もちろん、一日は限りある短い時間ですから、欲張ってあれもこれもすることはできません。しかしながら、一日の中でたとえわずかでもその人らしい時間を持つことができたか否かは、その日の眠りを大きく左右します。
よく「身体を動かして疲れれば眠くなるものだ」と言われたりしますが、これは「身体を動かす」ことがその人らしい過ごし方である場合に限って有効なものであって、そうでないタイプの人がいくら身体を動かしても、「身体は疲れているのに、頭だけが冴えてしまって眠れない」ということになってしまいます。
静かに読書したり、音楽を聴いたり、日記をつけて自分との対話を行ったりすることがその人にとって大切な自分らしい時間であるならば、たとえ三〇分でもそんな時間を持つことによって、自分の奥底で何かが充足し納得するので、眠気も自然に訪れやすくなるでしょう。
どのように過ごすことが自分らしい時間になるのか、それは各人各様ですから、自分自身で試行錯誤しながら見つけていく必要があります。
おびただしいすべきことに追い立てられ日々を過ごさざるを得ない私たちにとって、ここで述べたようなことを実行することは、なかなか容易ではないかもしれません。しかし、何が自然で何が不自然なことなのか、日々の生活に何が欠けているのかということに無自覚であるよりは、せめて問題の所在に気づいているだけでも大きな違いがあるでしょう。
(引用終わり)
日々忙しく、自分の心の奥底でやりたいことを少しでもやるように意識することが、良い眠りにつながるんだと思う。私は寝つきが良いほうだが、もし寝つきが良くないと思ったら、自分の原点に返ってみることが大事だと思う。
やはり、自分軸でワクワクしたことをやることが大事なんだ。
これも、ウェルビーイング!
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