人生を変えるのは、「答え」ではなく「問い」

最近、強く思うことがある。

それは、誰かに答えを教えてもらうことよりも、「良い問い」をもらうことのほうが、はるかに価値があるということだ。

例えば、ランニング。「もっと速く走るにはどうしたらいいですか?」と聞けば、フォームや練習方法を教えてもらえる。

しかし、「あなたは、なぜ走るのですか?」と聞かれたらどうだろう。

タイムのためなのか。健康のためなのか。それとも、走った後の爽快感が好きだからなのか。この問いには、自分でしか答えられない。

仕事でも同じである。部下から相談を受けたとき、ともすればすぐに答えを言おうとしていた。「こうしたほうがいいよ。」「私ならこうする。」みたいに。

しかし、それでは成長につながらない。「あなたはどうしたいと思う?」「もし制約がなかったら、どうする?」そんな問いを返すようにしている。

すると、不思議なことに、相手はしばらく考えたあと、自分で答えを見つけることが多い。自分で見つけた答えは、人から教えてもらった答えよりも、ずっと忘れない。

考えてみれば、学校では答えを覚えることをたくさん学んできた。でも人生には、正解が一つしかない問題は少ない。だからこそ、どんな問いを自分に投げかけるかが、生き方そのものを決めるのだと思う。

「今日は何が楽しかった?」「今、本当に大切なものは何だろう?」「この出来事から何を学べるだろう?」こんな問いを持つだけで、同じ一日でも見える景色が変わってくる。

人生を豊かにする人は、答えをたくさん知っている人ではない。自分を成長させる問いを持っている人なのだ。

その問いが、きっと昨日とは違う自分に出会わせてくれる。

これも、ウェルビーイング!

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