職業 イケメン

先日、朝の新宿をランニングしていた時、あるホストクラブの看板が目に留まった。

そこには、

「職業 イケメン」

と書かれていた。思わず笑ってしまったが、同時に考えさせられた。

確かに若いうちは、容姿が大きな武器になることもあるだろう。イケメンであることが仕事になり、多くの人から注目される世界もある。

しかし、人は誰でも年を重ねる。

どんなに整った顔立ちでも、いつかはシワが増え、体力も衰える。残念ながら、「職業 イケメン」を一生続けることはできない。

そんなことを考えながら歩いていると、夏のセミの鳴き声が聞こえてきた。セミは長い年月を土の中で過ごし、自ら殻を破って地上へ出てくる。

そして、わずかな期間ではあるが、精一杯鳴き、生涯を終える。

誰かが殻を破ってくれるわけではない。

自分の力で脱皮する。

私は、この姿に人間の生き方を重ねてしまう。人間もまた、年齢を重ねるごとに、自分自身を脱皮させていくことが必要なのではないだろうか。

若さに頼っていた人は、人間力を磨く。
知識だけで仕事をしていた人は、人を育てる力を磨く。
会社という肩書きで生きてきた人は、一人の人間としての価値を磨く。

脱皮しなければ、成長は止まってしまう。

何歳になっても脱皮することは必要だろう。まさに「転がる石」ローリングストーンズだ。

人生の終盤ではなく、人生の新しいステージに立っていると思っている。

だからこそ、「これまでの自分」にしがみつくのではなく、新しい自分へと脱皮していきたい。

セミは短い命を精一杯鳴き切る。私たち人間は、もっと長い時間を与えられている。その時間を、古い殻のまま生きるのか、それとも勇気を出して殻を破るのか。

人生は、その選択の連続なのかもしれない。

でも「職業 イケメン」と言ってみたかったなぁ(笑)

今日も、小さくてもいい。昨日の自分の殻を一枚だけ破ってみよう。

これも、ウェルビーイング!

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