バンドでボーカルを担当しているけれど、歌うときにいつも意識していることがある。
それは、「歌詞を歌う」のではなく、「歌詞に込められた感情を自分の中にインストールする」ということ。なかなか難しいけれど、そもそも自分に感情が込められていないと相手に伝わらないと思うから。
失恋の歌なら、本当に大切な人を失った気持ちになる。
希望の歌なら、未来に向かって胸が高鳴る自分になる。
感謝の歌なら、心から「ありがとう」と思える人の顔を思い浮かべる。
もちろん、私の歌が上手くなったわけではないけれど、何か伝わり方が違うような気がする。
違うのは、歌に感情が宿っただけなのである。
このことは、歌だけではないと思う。
例えば職場で、「ありがとうございます。」と言われる。心がこもった「ありがとうございます。」と、ただ口から出ただけの「ありがとうございます。」では、相手に伝わるものがまったく違う。
「お疲れさまでした。」「大丈夫ですか。」「助かりました。」どれも同じ言葉なのに、感情が入った瞬間、その言葉は相手の心に届く。
逆に、どんなに立派な言葉でも、感情が伴わなければ、ただの音になってしまう。
人は言葉を聞いているようで、実は言葉の奥にある「気持ち」を感じ取っているのではないだろうか。
だから、歌うときだけでなく、普段の会話でも一度立ち止まるように意識している。「今、自分は本当にそう思っているだろうか。」

(↑いい感じ)
感情は伝染する。笑顔が伝染するように、感謝も、優しさも、情熱も伝染する。
だからこそ、言葉を磨くだけではなく、心を磨くことが大切なのだと思う。
歌も、仕事も、人間関係も。
本当に人を動かすのは、言葉のうまさではない。
その言葉に宿る「感情」なのである。
今日は横浜「風鈴」でライブだ!
これも、ウェルビーイング!



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