2000円の高級車

ある日、ふと気づいた。

私はランニングが趣味で、「マンサンダル」を履いて走っている。ゴム板と紐だけでできた、とてもシンプルなサンダルだ。材料費はせいぜい2,000円ほど。それでも私は、このサンダルで何度もマラソンを完走してきた。

世の中には何百万円、何千万円もする高級車がある。もちろん快適で、美しく、多くの人の憧れでもある。

しかし、私にとって本当に価値のある「乗り物」は何だろうと考えた。

答えは、この2,000円のマンサンダルだった。

このサンダルがあるから、朝日を浴びながら走ることができる。季節の風を感じることができる。汗を流し、健康を維持し、心まで軽くなる。そして、走り終えたあとの「今日も元気に走れた」という何にも代えがたい充実感を味わえる。

どんな高級車でも、健康な体までは運んでくれない。

健康を失えば、高級車に乗ることはできても、自分の足で自由に走ることはできない。逆に健康であれば、2,000円のサンダル一つで、どこまでも自分の力で進んでいける。

物の値段と価値は、必ずしも一致しない。

私にとってマンサンダルは、単なる履き物ではない。健康を支え、人生を豊かにしてくれる最高の相棒である。そして、その価値は何百万円もする高級車にも決して負けていない。

いや、私の人生にとっては、高級車以上の価値がある。

豊かさとは、高価な物を持つことではない。本当に大切なものの価値に気づけることではないだろうか。

今日も私は、この「世界一の高級車」を履いて走りに行く。

誰にもこんな「高級車」がきっとあると思う。身の回りを探してみてはどうだろうか?

これも、ウェルビーイング!

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