「自灯明・法灯明」― AI時代だからこそ大切な教え

私は仏教で多くのことを学ばせてもらっている。

仏教に「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」という教えがある。

簡単に言えば、「自分自身をよりどころにしなさい。そして、真理や教えをよりどころにしなさい」という意味である。

お釈迦様は、誰か(人)を盲目的に信じるのではなく、自分の頭で考え、正しい教えに照らし合わせて判断することの大切さを説いた。

この教えは、二千五百年以上前のものとは思えないほど、現代に当てはまる。

例えばAIである。

ChatGPTに質問すれば、それらしい答えはすぐ返ってくる。しかし、それをそのまま信じて行動するのは危険である。AIは便利な道具だが、最後に判断するのは自分自身だ。

健康情報も同じだ。「このサプリが万能」「このダイエットで必ず痩せる」といった情報が毎日のように流れてくる。しかし、本当に自分に合っているのかを考え、信頼できる根拠と照らし合わせる姿勢が欠かせない。

仕事でもそうである。

上司が言ったから、昔からそうしているから…。それだけで仕事を続けていると、時代の変化に取り残されてしまう。本当にお客様のためになっているのか。もっと良い方法はないのか。自分の頭で考え続けることが、成長につながる。

「自灯明」は、自分勝手に生きることではない。

「法灯明」は、他人任せになることでもない。

自分で考えながら、普遍的な原理や正しい教えにも学び、判断する。その両方のバランスが大切なのである。

情報があふれ、AIが答えを教えてくれる時代だからこそ、「最後は自分で考える」という姿勢はますます重要になる。

二千五百年前のお釈迦様の言葉は、未来を見通していたのかもしれない。

自分の頭でよく考えよう。そうすれば幸せに生きられると思う。

これも、ウェルビーイング!

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