人の品格

「大人のふるまい」は、肩書きや年齢では決まらない。

先日、飲食店でこんな場面を見かけた。注文が少し遅れたことに腹を立てたのか、お客さんが店員さんに大きな声で怒鳴っていた。店内は一瞬静まり返り、その場にいた誰もが気まずい空気になった。

もちろん、不満を伝えること自体は悪いことではない。しかし、大きな声で相手を威圧する必要はあるのだろうか。

本当の大人とは、自分より立場の弱い人に対して、どのように接するかで分かると思う。

店員さん、清掃員さん、警備員さん、配送ドライバーさん。私たちの生活は、多くの人の仕事によって支えられている。
仕事も同じこと。以前も書いたけれど仮に自分が管理職であるならば、部下や同僚や様々な人々の協力があってこそ、今の自分がいる。なので、その人たちに敬意を払い、「ありがとうございます」と自然に言える人は、それだけで人としての品格を感じる

逆に、相手が反論しにくい立場だからといって強い態度に出る人を見ると、とても残念な気持ちになる。相手を言い負かしたとしても、周りの人は決して「強い人だ」とは思わない。むしろ、自分の感情をコントロールできないバカな人間だと映ることが多い。

「声の大きさ」ではなく、「心の大きさ」を大切にしたいと思う。穏やかに話しても、伝えるべきことは十分に伝わる。冷静で礼儀正しい態度のほうが、結果として相手も耳を傾けてくれる。

敬意は、お金も才能も必要ない。ほんの一言の「お願いします」「ありがとうございます」で十分である。

人は、自分より強い人に礼儀正しくすることは意外と簡単だ。しかし、本当にその人の人柄が表れるのは、自分より立場の弱い人への接し方ではないだろうか。

そんな「大人のふるまい」が自然にできる人でありたい。

これも、ウェルビーイング!

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