まずは、やってみる。自己流も悪くない。だが、本当に上達したいなら、一度はプロに教わるべきである。
最近、それを強く実感したのが朝日カルチャーセンターの瞑想教室だった。
私はこれまで何冊も瞑想の本を読んだり、動画を見たり、静かに座ればいいと思っていた。ところが実際に教室へ行くと、その考えは見事に覆された。

姿勢の作り方、呼吸への意識の向け方、雑念が浮かんだときの対処法。「なるほど、そういうことだったのか」と思うことばかりだった。自己流では気付かなかった小さなコツが積み重なり、終わった後の心の静けさがまるで違った。
しかも、志が同じ人たちとの交流があり、自分一人でやっているのではないことの喜びもある。
考えてみれば、スポーツも仕事も同じである。野球を独学だけで上達する人は少ない。ゴルフもフォームをプロに見てもらうだけで、一気に伸びることがある。仕事でも、経験者から教わることで何年分もの遠回りを避けられる。
今はYouTubeやAIのおかげで、知識は簡単に手に入る時代になった。しかし、「知っている」と「できる」の間には大きな壁がある。その壁を越えさせてくれるのが、プロの存在だ。
プロは答えだけではなく、「なぜそうするのか」「どこでつまずくのか」まで教えてくれる。だから学びが深く、身につくスピードも速い。
もちろん、教室に通えば費用も時間もかかる。しかし、それ以上に「無駄な試行錯誤」を減らせる価値は大きい。時間は人生で最も貴重な資産だからである。
これからは、自己流で頑張るだけでなく、「その道のプロから素直に学ぶ」という選択をもっと増やしていきたいと思う。遠回りに見えて、実はそれが一番の近道なのかもしれない。
能の世界でも「守破離」という言葉があるように、まずは型をしっかり学ぶところからスタートしよう。
特に年齢を重ねると、『今さら人から教わるのは恥ずかしい』と思いがちである。しかし、学ぶ姿勢を失わない人ほど、心も体も若々しい。新しいことを素直に吸収できる人は、人生そのものを楽しめる人なのだと思う。
これも、ウェルビーイング!



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