中島みゆきのカバーライブに行った。とても良かった。
若い頃はそんなに感じなかったけれど、聞けば知っている名曲の数々。
その中でも、この「空と君のあいだに」は心動かされる曲だった。この曲は、ドラマ『家なき子』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、主人公の少女が連れている「犬の視点」になって歌詞が書かれている。
「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」「空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る」というフレーズは、飼い主(君)を全身全霊で見つめ、寄り添う忠犬の姿そのもの。

雨に濡れようと、たとえ世間から悪者扱いされようと、愛する人が救われるなら構わないという深い愛情を感じる。
「君の心がわかる、とたやすく誓える男になぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう」という歌詞には、愛する人を泣かせるような男に依存してしまう「君」に対する、主人公(僕・犬)の歯がゆさや静かな怒りが込められている。
口先だけで「心がわかる」と言う男よりも、言葉を発せなくてもずっと側にいる自分(犬)の存在に気づいてほしいという切実な思いが表れているのだろう。
中島みゆきの曲は、人への優しさや応援する気持ちを表現するものが多い気がする。
また、このライブで歌ってたボーカルの女性は歌が上手く、美人だけど謙虚で親しみやすく、それも良かった。
たまには、ロックじゃないこうしたライブに行くのもいい。ちょっと一歩踏み出すと世界は広がる。
中島みゆき。
これも、ウェルビーイング!


