昨日何とか退院できた。
退院したものの、まだ体には痛みはあるし歩くのもしんどい状況だが、人生初めての手術~入院でいろんなことを感じた。
まず、手術室に入るまでの緊張感と手術室の印象がすごかった。病室から車いすで手術室まで行くのだが、廊下を通り、エレベーターに乗ると緊張感がだんだん増してくる。そして、手術室に入るとそこは結構大きな部屋で、精密機械が所せましと並べられ、モニターも多数、医師や技師も多数いた。
そして、コックピットのような手術台に寝かせられた。手術台はウォーターベッドのようにグニャグニャした感覚で、少し暖かかった。手足は固定され、酸素マスクをつけられ、背中も含めて様々な場所にシールのようなものが張られ、周囲はにわかに騒々しくなる。もうなすがままという時に医師から「もうすぐ麻酔が効きますからね、、」と言われ、どこまで意識があるのかと意識してたものの、結局目覚めたのは周囲から名前を何度も呼ばれてからだった。
目覚めてもぼーっとした意識のままで、寝てるか起きてるか分からない状況がしばらく続いた。
徐々に意識が戻ってくると、体に刺さってる様々な管の痛みや、全身麻酔だったので、自分では呼吸ができないので人口呼吸器をつけていたので胸に違和感があった。
もしも目覚めなかったら、これが死ぬということなのかなとか、手術はもう受けたくないとか、母もこんな手術を5回も受けてたんだとか、様々な感情があった。
しかし何はともあれ無事に手術は終わり、医師の説明でも無事に処置できたとのことなので、まずは一安心した。でも、これから養生しないといけない。
60歳になって自分の生き方を見直せということなのかも知れない。
あと、入院中のスタッフの皆さんが親切に優しく接してくれたことに感謝したい。夜中に痛くて心細いときに親切にケアしてくれたことは嬉しかった。
何事も当事者にならなければ実感として分からないことは多々ある。
手術や入院もその一つであり、今回その経験ができてまさに人の痛みが分かる。
高校時代部活の友人Drがこの病院の先生を紹介してくれたことに感謝してるし、今回の手術が日本では先月から認可されたばかりの最先端で安全かつ効果のある手術であり、まだ限られた病院でしかやってないことも幸運だった。
改めて、様々なことに感謝した。
これも、ウェルビーイング!
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