先日、部屋の片付けをしていた時のこと。
十年以上前から押し入れの奥で眠っていた学生時代の教科書やノートや会社入ってからの資料とか。
どれも青春の思い出が詰まった大切なもの。
でも、いつか使うかもしれない。そんな言い訳を繰り返して、ずっと手放せずにいた。
けれど、その日は違った。
思い切って全て処分することを決意。
一冊一冊に「ありがとう」と心の中でつぶやきながら、段ボール箱に詰めていく。
不思議なこと。
手放すたびに、心が軽くなっていく感覚。
それは、まるで長年背負っていた重荷から解放されるような心地よさ。
物だけじゃない。過去の後悔や未練。叶わなかった夢や期待。
それらを手放すことも、時には必要なこと。
その通りだった。
手放すことは、決して諦めることではない。
新しい可能性に向かって歩き出すための、大切な一歩。
今、私の部屋はすっきりとしている。
必要最小限の物だけを残して。
そこには、新しい夢を詰め込むための空間が生まれた。
物を減らすことで見えてきた本当に大切なもの。
それは、今この瞬間を生きる喜び。
そして、未来への期待。
手放すことは、失うことではない。
それは、新しい幸せを受け取るための準備。
だからこそ、私は今日も、手放す勇気を大切にしていきたい。
シンプルに。
でも、豊かに。
それが、私の選んだ新しい生き方。
必要のないものを手放すことで見えてきた景色。
それは、想像以上に美しいものだった。
これも、ウェルビーイング!
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