東畑開人さんの本に書いてあり、なるほどと腑に落ちた。
孤独も孤立も外から見るとポツンと一人でいる状態には変わらない。
しかし、当の本人が内側から見ている心の世界が違う。何が違うのか?ここがポイント。
孤独とは、自分の心が鍵のかかる個室にいて、心の世界でもひとりではあるけれど、外からの侵入者におびえることなく安心できる状況にあること。なので寂しくはあるけれど、同時に他人に煩わされずに自分のことをゆったりと振り返ることができる。心の個室のイメージとしては、仕事がありお金もあり生活が安定しているような状況であること。孤独の前提は安定した現実があること。
一方で孤立とは、心の中では誰かと相部屋にいるような状態。しかもその部屋には嫌いな人、怖い人、悪い人が出たり入ったりしている。だから、外から見たらひとりではあるけれど、その人の心の中では「あいつは俺をバカにしている」「あの人から嫌われている」「自分なんていないほうがいい」という妄想に脅かされている状況であること。孤立には安定した現実がないこと。
孤独であってもいいが、孤立しないようにしよう。孤立させないように人をサポートしよう。
これも、ウェルビーイング!
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