よくある自己啓発本には、「成功イメージを持ちなさい」とか書いてあるけれど本当だろうか。
成功イメージを持つことは大事なことだと思うけれど、大前提として、そのようにイメージする自分自身が今どんな状態にあるかが大事だと思う。
例えば、今お腹がペコペコな人が「あー今美味しいもの食べてお腹いっぱい」だとか、年収300万の人が「年収1億円になった」とか強く願ってしまうと、「現状のまま(お腹が減っている・年収300万)でも、夢は達成できる」と勘違いしてしまうのではないか。
つまり、現在の自己イメージが飛躍していると、モチベーションは逆に弱くなっていく。
大切なことは、自分が「空腹であること」「自分の年収が300万であること」つまり現状に満足していないことを客観的に認識することだ。
なので、「将来、自分はこういう人間になることが決まっている。その前提として、いま現在はこうでなくてはならない」と想定することが大事。
もっと言うと、まずは「未来の状況」を想定し、その結果として「現在の状況はこうあるべき」と考えること。
タイガーウッズが敵のパットを「入れ」と念じた理由もそこにある。タイガーウッズは「未来の自分は世界のどんな強敵に対しても勝つことができる強い自分だ。だからこそ、敵が打つパットは外してもらっては困る。このパットを入れるような強い相手に勝つことが自分なのだ。」と考えているはずだ。
こう見ると、時間の流れは「未来」➡「過去」へ流れており、未来のために今はどういう状態でなければならないかが明確になる。
「ほんとうの自分はこんなにすごいはずなのに、今はなぜかこういう状態になっている。それを正さなければならない」という発想。
これこそが、本物のモチベーションだろう。
ここ結構大事なポイントだと思う。良き人生のために。
これも、ウェルビーイング!
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