ユダヤの諺が素敵だなと思ったので、
最も良い教師とは、最も多くの失敗談を語れる教師である
ユダヤ教の学習会の議論では、失敗談を話し合うことが最も奨励される。ユダヤ人は、迫害の歴史の中で苦難や失敗に追い込まれることが多かった。だから苦難や失敗を大切にし「なぜ間違えたのか」に大きな関心を注ぐ。間違えた道を分析すれば、正しい道を見つけられるからだ。
ここでポイントだなと思うことは、失敗談を語れる自己開示力や勇気が大事ということ。

自分をよく見せたいとか、カッコつけたいとかで成功した話しや武勇伝や自慢話しをしても何も興味もなく、相手にとって得られることはないし、言うだけ自分の価値を下げるだけだ。
失敗談を話す人に人は惹かれるから、まずその人の話しを聴こうという姿勢が生まれる。そして失敗談の中身には多くの場合教訓となるエピソードも多く、その失敗談から正しい道を見つけられるのだと思う。
親や先生や上司はとくに意識したほうが良いし、友人関係でもくだらないマウントを取るくらいなら、自虐ネタで笑いをとったほうが良い。
カッコ悪いことがカッコいいことなんだと思う。
これも、ウェルビーイング!