自分の子供に自転車の乗り方を教えた時のことはよく覚えている。
京都に住んでいた時、近所の船岡山公園で幼稚園児だった娘に教えた。
まず、親が自転車を乗りこなしているところを見せる。そして、転んでも大丈夫そうな場所を選んで、バランスがとれるように自転車を後ろからそっと支えて、少しずつ進んでは転び、また少しずつ進んでは転びを何度か繰り返しながら、長い距離を乗れるようになった。そして、子どもが自転車に慣れて長く乗れるようになったら「だいぶ乗れたね!凄いね!」と褒めてあげた。そうして、子どもは公園ではなく本番環境である公道でも自転車を乗りこなせるように成長する。
会社での部下育成もこれと同じことなんじゃないかと思う。
まず、上司がお手本を見せる。そして、環境を整えてあげて、上司がサポートしながら指導し、出来るようになったら褒めて、そして本番デビューできるようにする。(本番デビューとは会社で自分が主体となって上司にプレゼンするとか、顧客に提案するとか)
なので、小難しい「人材育成研修」とか「部下育成のポイント」など受講しなくても、自分が生きてきた経験で多くのことは自然と学習してきていることだと思う。
なので、それを言語化し、概念化して自分の頭の中で整理すれば人材育成はできる。
子どもに自転車の乗り方を教えるようなイメージで、部下と接してみてはどうだろう。
そうすれば、自然とうまくいくはずだ。
これも、ウェルビーイング!
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