つくづくそう思う。
自らを知る「明」は、人を知る「智」よりも一段高いところにあると老子は説いている。
「智」は努力によって得られるものの、「明」は、よほど鍛錬を積まなければ得られない。人は他者の短所は簡単に指摘できるけれど、長所を見出すことは難しくなる。ましてや、自分自身を知るとなると、さらに難しくなる。
私は60歳を超えているので、だんだん周りから厳しく注意されることが減ってきている。また、会社でも役職が上になれば、周りからのフィードバックも少なくなってくる。

これは、本当に危険だと思う。
老子が言っているように、自分を知ることは本当に難しいこと。そのことを謙虚に注意深く意識することは大事だと思う。
年長者や役職者は周りへの影響力が良きにつけ悪しきにつけある。だからこそ、このブログでも人間を知ろう、自分のことをもっと知ろうとよく書いている。
自分のことは自分が一番知らないということからスタートしてみよう。そして身近な人から謙虚にフィードバックを受けてみよう。
これも、ウェルビーイング!
コメント