ディズニーランドのポリシーを体現した一つの取組みが、「Greeting with clapping」
これは、パレードが始まる前に全員が手拍子で待つこと。
ディスにーランドの企業理念を具体的に体現化しており、アルバイトの社員が考え付いたこと。抽象的な概念を、それぞれ自分の仕事に置きかえて具体的に取り組むことが大事だと改めて思う。

ディズニーでは、パレード前にキャストがリードしつつ、観衆がクラップをしながら、キャラクターたちを待つ仕組みになっている。実はこのクラップは“手段”であり、“目的”は別のところにある。
以前は興奮状態にある子どもたちがパレードが始まる前、飛び出し防止のために張られたロープで遊んでは、尻もちをつくなどしてケガが多発していた。また、それを防ぐためにキャストが注意すると、場の雰囲気が壊れてしまうことが悩みの種だったという。そこで「子どもたちの手が自由だから、ロープで遊んでしまうんだ。その手を奪う方法はないか」とアルバイトのキャストが問題の根本に気づき、クラップをするというアイデアにたどり着いた。もともと、このクラップはマニュアルに書いてなかったが、その後、アメリカ本部に伝えられ、正式にマニュアルに盛り込まれることとなったという。

与えられる仕事ではなく、自ら考えて自分のこととして取り組めば、働く社員も幸せだと思う。
これも、ウェルビーイング!
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