スマナサーラ長老が「許す」ことについて語っている。その通りだと思う。
失敗して不幸な生き方をする人々には特徴があります。
それは他人の些細な過ちを派手に取り上げて批判することです。自分は完璧だという誤解から生じる現象です。他人を批判するばかりで、自分は一向に正しい人間にならないのです。歩んではいけない道です。
自分も他人も不完全です。
自分も失敗するし他人も失敗します。人が失敗しても「あり得ることだ」と理解し、悪人扱いすることをやめましょう。世の中に完全性を期待する気持ちを消しましょう。不平不満を言っても構いませんが、誰だって不完全であるという前提を忘れてはなりません。そうすれば不平不満もほどほどの表現になります。他人も微笑んで不平不満を聞いてくれるでしょう。
分かりやすく言えば、「他人の過ちを許す」ことです。この実践を、すべての現象が不完全であると発見するまで実行します。他人の過ちを許すと相手が落ち着くだけではなく自分も幸福を感じます。
人はいつでも何かしらの過ちを犯すので、私たちには常に許してあげるという仕事があります。他人の過ちを許すことができれば、「今日は充実した一日でした」と言える人になるのです
許してあげるという仕事。

これも、ウェルビーイング!