以前このブログでも書いたが、人は「質問」されることで意識が自分の内側に向かい、自分にとって最適な「答え」を出す。
なので、親や上司がことこまかに指示したり、自分の意見を押し付けては子どもや部下は育たない。
<ダメパターン>
・メンバーに「これやっておいて!」「自分で考えればできるだろう」と命令だけして指導しないリーダー
・新人に業務の方法や手順まで細かく指示してアイデアを考えさせない先輩
・自分の指示通りにやらない部下に「それじゃダメだね」と新しいやり方に反対する上司
<どうすれば良いか>
GROWモデル
Goal(目標)、Reality(現状)、Resource(資源)、Options(選択肢)、Will(意志)の頭文字を並べたのがGROWモデル
【G】 Goal(目標を明確にする)
【質問例】
・具体的に何を達成したいと思いますか?
・どのような状態になると目標達成したと判断できますか?
【R】 Reality(現状・現実の把握)
・何ができていて、何ができていないのか、現状を具体的に教えてください。
・何が障害になっていますか?
【R】 Resources(経営資源を発見する)
・それを成功させるためにはどのような方法が考えられますか?
・どのような人の助けが必要ですか? どのような専門家はどのような人がいるのでしょうか?
【O】 Options(方法を考え、選択肢を増やす)
・他の人のやり方で取り入れてみたいことはありますか?
・どのようなやり方があるのか、3つ考えられますか?
【W】 Will(意志の確認)
・いつ、何から始めますか? その計画に無理はないですか?
・いつ進捗について報告してもらえますか?
子どもや部下の能力を辛抱強く信じて、質問して自ら考えさせることでメンバーが伸びると思う。
また、この質問を自分にぶつけてみることも良いと思う。壁打ち。
これも、ウェルビーイング!
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