自分に優しくする。でもこれって、自分を甘やかすことにならないか?
しかし、研究結果ではそうでもないらしい。むしろ自分に優しくすることで、むしろ成長意欲をうながすそうだ。
(以下抜粋)
セルフコンパッションの研究
カリフォルニア大学の研究グループは、103人の大学生に難しい単語のテストを10問解いてもらった。
実際難しく、平均正解率は4問であった。
テストの直後、学生に点数を伝えた。勉強してもらったのちに、もう一度テストを受けてもらった。
勉強する時間は学生が決めることができるようにした。
ひとつめのテストの点数を伝える際、3つの指示のうち、どれかをあわせて伝えた。
1自分にやさしくする:
「いまのテストが難しかったとしても、あなたは一人ではありません。このようなテストを難しいと感じるのは普通です。自分を悪く思わず、あまり自分を責めないように」
2自己肯定感を感じる:
「いまのテストが難しかったとしても、自分を悪く思わないでください。あなたはこの大学に入れたのだから賢いのです」
3特に何もしない:
とくに何も読まずに、次に進んでもらった。
自分にやさしくした学生の勉強時間は平均306秒、自己肯定感を感じた学生は229秒、何も指示がなかった学生は203秒だった。
自分にやさしくした学生が、難しいテストを受けたのちにもっとも長く勉強をした。
自分にやさしくしたら、甘えて怠けてしまうのではないか。
じつは、逆だった。
うまくいかなかったときに、自分にやさしくした方が、自分の間違いを素直に受け入れることができる。
そうすると、次は間違えないようにしよう、という健全な改善意欲が湧いてくる。
(抜粋終わり)
自分に優しく。
これも、ウェルビーイング!
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