「普通がいいという病」(おすすめ)

精神科医の泉谷閑示(いずみやかんじ)さんの本「普通がいいという病」がとても勉強になった。これまでモヤモヤしてたことが、とてもスッキリ整理できる。ウェルビーイングな生き方のヒントになる。

特に、人間の仕組み(頭と心と身体の関係)は、非常に参考になった。この図を見るだけで本読んで良かったと思う。

心と身体と頭の関係

(簡単な解説)

一言で言うと、「心と身体は分け隔てなく繋がっているが、頭と心の間にはフタがあって、フタが閉まっている時に様々な問題が生じる」ということ。

「頭」は理性の場。「~すべき」「~してはいけない」などという言い方をする。Mustの世界
得意なことは分析で何でもコントロールしたがる。過去の後悔や未来の不安もここで作られる。苦手なことは「今ここ」にいること。

「心」は感情や欲求の場。「~したい」とか「~したくない」や好き嫌いの言い方をする。Wantの世界。この世界には理屈や意味は一々くっついてこない。いきなり判断だけを言ってくる。

「身体」はまさにその「心」と繋がっている。(身体は頭とはつながっていない←ここポイント。試験に出るよ)

じゃぁ、どうすればいいの?

できるだけ意識して、自分軸自己矛盾しない)でいること。

身体の不調があるときにいくら頭で「こうすべきだ」「ああすれば良かった」と考えてみたところで、もし「頭」と「心」の間にフタが閉まっていると(つまり「頭」と「心」の間に矛盾があると)、内部対立というか自己矛盾を起こしてしまい、身体の不調は回復しない。

フタが閉まっている状態とは、頭の中で理屈で「~すべきだ」ということを、心が「本当に頭の言う通りで、そうしたい」と納得していないこと。例えば、、

  • 友達にランチに誘われた。(心)本当は行きたくないけど、(頭)この前世話になったので断るのも悪いし時間もあるから行くべきだろう。(心)でも行きたくないな、、➡フタ閉まりまくり。

つまり、図のように、「心」と「身体」はまさに「一心同体」なので、頭と心にフタが閉まっていては、そこで自己矛盾が生じており身体は回復しない。「頭」で「身体」を回復させることはできないからだ。

「頭」は何でもしゃしゃり出てコントロールしたがる。だから身体の不調についても「自分が解決してやる!」と言うけど、「頭」と「心」にフタが閉まっていると、内部対立しているので余計火に油を注ぐ結果となり、身体はますます悪化するという悪循環にグルグル入るいうドツボに陥る(これ罠だわ)。

健康で幸せでいるためには、これから特に「頭」に重心を置き過ぎないようにしたほうがいい。

頭と心の間にフタをせず、自分軸で在りつづけること。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

yasuをフォローする
    Well Being
    シェアする
    yasuをフォローする

    コメント