ボート部の女子マネのこと

もう36年前のこと。

ボート部は男子ばかり約80名の大所帯で、年間ほとんどを合宿所の大部屋で過ごしていた(今も変わらない)。またマネージャーは4年生が担当し、部活を支える非常に重要なポジションだった。こうした中、当時2年生だった私は同期のY君と相談し、ボート部生活をより充実したものにするため「女子マネも入れよう!」と計画した。

男子ばかりの部活で、果たして先輩方はどう思うだろうか?女子は入れるべきではないというのか?など、様々な不安もあったが、まずは当時の主将に許可を得るべく打診した。先輩はあっさりと「いいよ」と言って頂き、女子マネリクルートが始まった。。

リクルート活動(大学2年の春~)

とは言うものの、ネットも何も無い時代。しかも、学内にも女子は非常に少ない。。唯一の宣伝材料は「新入部員勧誘のポスター」だけだった。

Y君と相談し、近隣の女子大も含めて「ポスター張り」作戦を行うことにした。T塾大学、K音楽大学、S女子大学、T女子体育大学、、他忘れたが学校を訪問して、「ポスター」を掲示してもらうように頼んだ記憶がある。

どの大学にも、知り合いはいない。だから、学校の門まで行き、守衛さんにお願いして担当の方を呼んでもらってポスターを張ってもらったりした。断られたこともあったように思う。

とにかく、ネットも無い時代なので、アナログで宣伝するしかなかった。別に不便な時代とも思わず、当たり前のことだった。

ポスターには「女子マネ募集!」と手書きし、ポスター記載の合宿所の電話番号だけが連絡先だったので、待つしかなかった。

女子マネ入部

春から始めたリクルート活動で、何名かは電話で連絡を直接もらったり、学校の教室で「説明会」を実施したところ、数十名の女子が参加してくれて話を聞いてくれた。

説明会なんて開催するのは初めてだし、手探りでいろいろチャレンジしたところ、夏には6名の女子マネが入ってくれた。しかも、その中にはポスターを張ってない大学からも来てくれた。。これは驚いたし嬉しかった。

おもな仕事は、食事作りの手伝いをお願いした。手弁当でわざわざ戸田の合宿所まで来てもらい、4年生の先輩と一緒になって頑張ってくれた。

これが、大学ボート部の女子マネ第1号だった。

その後

現在では、学内の女子学生も増えたので、自前の学生だけで対応しているそうだが、当時はそんな状況だった。

その後、女子マネは継続して入部してくれて、ボート部の活動を支えてくれて、とても感謝している。また、同期の中には結婚した者もいて、今も幸せな人生を送っている。

当時を振り返ると、思い切って女子マネ採用して良かったと思うし、アナログな時代であっても意欲があれば何とかなるという経験ができた。そして、今のボート部に女子の活躍が継承されていることは嬉しい。

このブログで何度も書いているが、何でも「やってみよう」でチャレンジすることを忘れないようにしたい。

これも、ウェルビーイング!

昭和~令和までサラリーマンやってます。心がフッと軽くなる考え方や、元気に生きて行こうという気持ちになるブログを目指してます。誰かのために、もっとWell Being(幸福)な世の中のために!

yasuをフォローする
    Well Beingジェンダーボート
    シェアする
    yasuをフォローする

    コメント